妊娠初期の葉酸の必要性と推奨される摂取量

妊娠初期の葉酸の必要性と推奨される摂取量

妊娠初期の葉酸の必要性

妊娠初期には様々な注意点がありますが、よく言われていることのひとつに葉酸を積極的に摂取するようにという事があります。

葉酸が不足すると先天異常のひとつである、「二分脊椎」や「無脳症」といった神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなると言われているからです。

葉酸というのは水溶性のビタミンで、ビタミンB群に含まれています。この葉酸は造血に作用し、不足すると貧血を起こすと言われています。

妊娠初期には特に貧血に陥りやすく、貧血があると胎児に十分な血液が送られず栄養不足になってしまいます。これを防ぐためにも、妊娠初期には葉酸を適度に摂取する必要があるのです。

妊娠初期の葉酸の摂取量

妊娠初期には葉酸を積極的に摂取することが望ましいと言われていますが、その摂取量の目安とはどの程度なのでしょうか?

厚生労働省によると、18~49歳の女性が食事から摂取してもらいたい葉酸推奨摂取量は1日あたり240μg。それが妊娠すると二倍、つまり480μgになります。

さらに、妊婦さんには栄養補助食品などを利用して、400μgの葉酸をプラスすることが推奨されています。

■ 食事から480μg
■ 栄養補助食品などで400μg

480μgの葉酸ってどれぐらい?

480μgをミリグラムに換算すると0.48mgです。緑黄色野菜を350gほど食べると、約0.4mgの葉酸が摂取できると言われています。

しかし、葉酸は水溶性のビタミンで、さらに熱に弱いという特徴があります。葉酸が豊富と言われている食品の中でも、その含有量が多いとされている枝豆は、100g当り320μgの葉酸が含まれていると言われていますが、茹でることで260μgまで減少してしまいます。

しかも、260μgすべてが体内に吸収されるわけではありません。

さらに、食生活の多様化や、つわりによって食べ物自体を受け付けないという状態に陥ることも多いのが妊娠初期。そのため、350gの野菜を食事から摂ることが難しいという女性も多くなっているそうです。

葉酸の摂りすぎ!こんな症状に注意

そういった理由から、妊婦さんは栄養補助食品を積極的に利用するといいと言われていますが、過剰に摂取をすることは避ける必要があります。

過剰に摂取した葉酸は尿として排出されてしまいますが、近年の研究でビタミンB12欠乏症の診断が困難になるという報告があるそうです。ビタミンB12欠乏症になると、手足のしびれや精神的な落ち込み、だるさ、めまい、動悸、息切れなどの症状が現れます。

サプリメントなどで葉酸を摂取する場合は、記載されている容量を必ず守るよう心がけましょう。

赤ちゃんとママをサポートする葉酸

葉酸は赤ちゃんだけでなく、ママにも大切な栄養素。食事に気をつけて、栄養補助食品などでしっかりと補ってくださいね。

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